PacketiX VPN 2.0 Home Edition
本製品は、PacketiX 製品群の中でも、個人で VPN を利用することに特化した 1 サーバー+ 1 クライアントのパッケージです。自宅の PC に VPN サーバーを、ノート PC に VPN クライアントをそれぞれインストールすることで、遠隔地より安全で高速に自宅 LAN にリモートアクセスすることが可能です。
パッケージ版特典
PacketiX VPN Client の USB ユーティリティソフトを同梱
パッケージ版には、PacketiX VPN Client を USB メモリにインストールして持ち運ぶためのユーティリティソフトを同梱しました。出張先や派遣先で借用した PC※ に、ソフトウェアの痕跡を残すことなく、VPN 接続の確立からリモートデスクトップの起動や共有フォルダのオープンを自動化することができます。USB を挿した PC は、VPN 接続先サーバーと共有状態になりますが、USB 挿入 PC が元から所属するネットワークは別ネットワークで、VPN 接続先サーバーからはアクセスできませんので、ネットワークのセキュリティは堅固に守られます。
※ 仮想 LAN カードを作成するためには、利用する PC の管理者権限が必要です。
主な使い方
ファイルとプリンタ共有-
外出先から自宅のファイルサーバーに素早くアクセスできます。
遠隔地の家族や友人にプライベート映像を安全に送信することが可能です。
遠隔地の家族や友人のプリンタに画像データを送信し、写真を印刷できます。
自宅のプリンタを FAX 代わりに利用することができます。
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リモートデスクトップのポートを外部に開放せずに、インターネット経由で自宅 LAN 内の様々な PC に安全にアクセスできます。
遠隔地の PC をリモートメンテナンスすることができます。
外出先から家庭内 PC にアクセスしてメーラーを起動することで、受送信メールの一元管理が可能です。
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公衆無線 LAN 利用時でも、自宅のサーバーまで暗号化されたトンネリングにより、強固なセキュリティを確保できます。
メール受信時のパスワード保護やオンライン決済時のセキュリティを、自宅 PC からアクセスするのと同等まで高めることができます。
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自宅内 LAN の盗聴の危険を、強力な暗号化により回避することができます。
無線 LAN でのオンライン決済など、個人情報にかかわるデータ送信をセーフティに実現できます。
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ノート PC の紛失・盗難時に備え、ネットワーク接続と同時に VPN 接続するよう設定しておけば、PC の IP アドレスを逆探知することが可能です。
動作環境
サーバー側-
メモリ:最低 32 Mbytes 以上 (推奨 128 Mbytes)
HD: 空き容量 100 Mbytes 以上 (推奨 300 Mbytes 以上)
対応OS: Windows XP Pro, 2000, 2003 Server を推奨 (Me, 98 でも動作)
対応: x86
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メモリ:最低 16 Mbytes 以上 (推奨 328 Mbytes)
HD: 空き容量 30 Mbytes 以上 (推奨 300 Mbytes 以上)
対応OS: Windows XP, 2000, 2003 Server を推奨 (Me, 98 SE でも動作)
対応: x86
使用ポート: TCP/IPポート デフォルト 443、992および8888 (変更可能)
接続方法: 直接TCP/IP接続 / HTTPプロキシサーバー経由接続 / SOCKSプロキシサーバー経由接続
クライアント認証: 匿名認証 / 標準パスワード認証 / Radius認証 / NTドメインコントローラ(Active Directory)認証 / X.509証明書認証 / スマートカード認証
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本製品は1つのサーバー機能を持ち、そのサーバー機能にインターネット経由でVPN同時接続が可能なクライアントは1台までです。
本製品でクライアント接続ライセンスの追加はできません。
本製品を複数購入しても、1サーバーあたりのクライアント接続数は増加しません。
本製品にはブリッジ接続機能はありません。
本製品にはクラスタリング機能はありません。
本製品でのローカルブリッジ接続は可能です。
パッケージ版に同梱の導入ガイド (A5判 192頁) は、以下の推奨環境を前提に編纂されています。
サーバー側、クライアント側ともにWindows XP Service Pack 2
パーソナルファイアウォールにWindowsファイアウォールを利用
以下の環境での利用は添付の導入ガイドでは解説を加えていません。ご自身で問題解決できない場合は、ご利用いただけない可能性があることを事前にご了承ください。
VLAN付きマンション等、ルーターの管理権限がない環境
通信系路上にネットワークファイアウォールを設置している場合
インターネット接続にプロキシサーバーを必要とする場合
Windows XP Service Pack 2以外のOSを利用される場合
Windows標準以外のセキュリティ関連のソフトウェアを利用している場合