ブレードを超えた「完全独立型」の高密度サーバー
これまでの高密度サーバーといえば、6〜7Uのラックスペースに10ノード程度を格納するブレードサーバーが一般的でした。しかしブレードサーバーは、導入時に採用した構成を簡単に変更できない場合が多く、またエンクロージャに搭載されたネットワークインターフェースや電源を、複数ユニットで共有することになります。そのため、高い分散処理性能や冗長性、そして柔軟な運用性を必要とするクラウドコンピューティングのような用途には不向きでした。
こうしたブレードへの不満の声、そして高密度サーバーへのニーズの高まりを経て生まれたのが、「完全独立型」設計を採用したCloudStationTM A です。
完全独立型のサーバーユニット
CloudStation A では、それぞれのユニットが独立して稼働もしくは停止できる、完全独立型サーバーユニットを採用し、従来のブレードと比較して飛躍的に高い運用性・メンテナンス性を実現しています。もちろん、高密度サーバーならではの省スペース性も確保。4Uに10ノードと、通常のブレードの約1.5倍の高密度実装が可能です。
高い拡張性
省スペースサーバーながら、x8 PCI-Express スロットを装備、ネットワークポートの拡張や、ストレージコントローラなどの拡張性も備えます。また、最大16GBのメモリをサポートし仮想サーバ構築などの用途にも対応可能です。
冷却ファン
冷却ファンはファン専業メーカーの三洋電機製品を採用。国産メーカーで、高い信頼性を確保します。
導入が容易で高信頼なエンクロージャ
ユニットを格納するエンクロージャは、バックプレーンや管理ノードといった特殊な部品は用いず、ユニットの固定と電源の中継・供給に特化した仕様を採用しました。それにより、クラウドステーションの信頼性・稼働率は飛躍的に高まっています。
また筐体には、堅牢性と軽量さを兼ね備えるアルミ素材を採用。さらに、ラックマウント後でも自由にサーバーユニットの抜き差しができ、メンテナンス時などの手間を大きく削減します。