ぷらっとホーム、Syslog機能を強化したログ可視化アプライアンス「EasyBlocks Syslog Reporter」を発表

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2025年6月26日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証スタンダード6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、主にSyslog機能に特化したネットワークログ可視化アプライアンス製品「EasyBlocks Syslog Reporter(イージーブロックス・シスログレポーター)」のリニューアル販売を発表いたします。

本製品は、以前からご好評いただいていた「EasyBlocks Network Reporter」の後継機にあたり、ヤマハ製ネットワーク機器との連携強化、Syslog関連機能の強化を図ったものです。

EasyBlocks Syslog Reporter製品写真

リニューアルの背景

近年、ログの長期保存や可視化、トラブルシュートの迅速化に対するニーズが増加しています。特に、ヤマハ製ルーター・アクセスポイントを用いたネットワーク構築において、より柔軟で精緻なSyslog解析が求められていました。これらの課題に応えるべく、ぷらっとホームは主力機能であるSyslogサーバーの強化を軸に製品リニューアルを実施いたしました。

リニューアルのポイント

製品名の変更

旧製品名:EasyBlocks Network Reporter

新製品名:EasyBlocks Syslog Reporter

ヤマハ製ネットワーク機器との連携強化

・ヤマハ無線LANアクセスポイント「WLXシリーズ」のSyslog検索に特化した検索テンプレートを追加し、「Wi-Fi接続失敗ログ」など、素早いトラブル調査をサポート

ヤマハ製ルーター・アクセスポイント専用のフィルタリングテンプレート

ヤマハ製ネットワーク機器との連携強化

・ログの統計表示機能を拡充(ホスト別・日別・Priority別)

・マイクロ秒単位のタイムスタンプに対応、ログ順序の精度向上

・ログ受信処理の最適化により、当社従来モデルと比較して最大約5倍の受信性能を実現※

 ※当社社内検証環境による比較

ユースケース

・ネットワーク機器からの異常ログをトリガーに、メール通知でトラブルを即座に把握

・拠点ごとのログ件数を定期集計し、傾向変化や異常の兆候を早期に発見

・複数のSyslogを統合管理し、必要なログだけを検索・エクスポートして報告作業を効率化

既存ユーザーへの対応

現在「EasyBlocks Network Reporter」をご利用中のお客様につきましては、2025年7月提供予定のソフトウェアアップデートにより「EasyBlocks Syslog Reporter」と同等の機能をご利用いただけるようになります。なお、サポートサービスご契約中のお客様には、当該アップデートは無償で提供されます。

機能一覧

  • Syslogサーバー機能
    • BSD-syslogメッセージフォーマット(RFC 3164)のログ受信・蓄積
    • IETF-syslogメッセージフォーマット(RFC 5424)のログ受信・蓄積
    • SNMP Trap受信・蓄積
    • Web UIによるログの一覧表示・検索機能
    • ログの検索・フィルタリング(日時 / ホスト名 / Facility / Priority / プログラム名 / メッセージ / 除外メッセージ)
    • ログのキーワード検索機能(データベースのINDEX化)
    • ヤマハ製「RTXシリーズ」「NVRシリーズ」「WLXシリーズ」専用のログフィルタリングテンプレート
    • ログのCSVエクスポート
    • ログの統計表示(ホスト別・日別・Priority別)
    • ホスト・Priority・文字列等の設定条件と一致するログ発生時のメール通知機能
    • 他のSyslogサーバーへのSyslogメッセージ中継(UDP/TCP/Over TLS対応)
    • ログテーブルファイルのバックアップ月次・日次送信(Azure Blob Storage / Amazon S3 / FTPサーバー)
    • ログメッセージのCSV日次送信(Azure Blob Storage / Amazon S3 / FTPサーバー)
    • Zabbixサーバーへのログ転送機能
    • Zabbixサーバーへの統計情報送信機能
    • 処理エラー通知
    • ログ閲覧のみ可能なユーザー権限付与
  • レポート機能
    • ヤマハ製ルーター「RTX830/1300/1220/1210/1200・NVR510/700W」稼働状況の日時レポートをEメール送信
    • ヤマハ製ルーター「RTX830/1300/1220/1210/1200・NVR510/700W」稼働状況をWeb UIで表示
    • ルーターレポート内容
    • MEMORYリソース利用率推移
    • CPUリソース利用率推移(コアごと)
    • LAN送受信トラフィック量推移
    • VPN送受信トラフィック量推移
    • WAN送受信トラフィック量推移
    • インターネット切断件数
    • リンクダウン件数
    • レポートメールのカスタマイズ機能(件名・タイトル・ロゴ画像・フッター)
  • その他機能
    • 「RTXシリーズ」「NVRシリーズ」のログレベル制御機能
    • 「RTXシリーズ」「NVRシリーズ」SSHコンソールアクセス機能
    • Web UIのHTTP/HTTPSアクセス制御機能
    • SNMPエージェント機能
    • FTPサーバー機能
    • TFTPサーバー機能
    • APC製UPS連携機能
    • 本体設定情報のインポート/エクスポート
    • NTPサーバー機能
    • Ethernetポートごと・サービスごとの通信フィルタ制御機能
    • Web UI IPアドレスフィルタ機能
    • ボンディング機能(Ethernet冗長化)

ラインナップ・型番

製品名型番内部ストレージ容量
EasyBlocks Syslog Reporter 120GEBX9/SR120G/1Y120GB
EasyBlocks Syslog Reporter 240GEBX9/SR240G/1Y240GB
EasyBlocks Syslog Reporter 480GEBX9/SR480G/1Y480GB
EasyBlocks Syslog Reporter HX 1TEBHX1/SR1T/1Y1TB
EasyBlocks Syslog Reporter HX 2TEBHX1/SR2T/1Y2TB

※型番および仕様は変更となる場合があります。

製品仕様

EasyBlocks Syslog Reporter 120G / 240G / 480G 共通仕様

・ ストレージ容量 120GB~480GB

・ ネットワークインターフェイス 10/100/1000 BASE-T×4

・ 筐体サイズ 194(W)×42(H)×177(D)mm (ゴム足含まず)

・ 重量 約1,160g

・ 動作温度 / 湿度 -20~+50℃ / 20~80%Rh※2

・ 保存温度 / 湿度 -30~+70℃ / 10~95%Rh※2

・ 消費電力(定格) アイドル時:12.5W(19.6VA) / 高負荷時:18.1W(26.5VA)

・ 電源(内蔵) 入力100~240V

EasyBlocks Syslog Reporter HX 1T / 2T 共通仕様

・ ストレージ容量 1TB~2TB

・ ネットワークインターフェイス 10/100/1000/2500 BASE-T×2

・ 筐体サイズ 194(W)×42(H)×177(D)mm (ゴム足含まず)

・ 重量 約1,460g

・ 動作温度 / 湿度 -20~+40℃ / 10~95%Rh※2

・ 保存温度 / 湿度 -30~+70℃ / 10~95%Rh※2

・ 消費電力(定格) アイドル時:15.0W(23.2VA) / 高負荷時:27.3W(40.8VA)

・ 電源(内蔵) 入力100~240V

※1 ひと月あたりのログ保存容量はSSD総容量の20%以下にてご利用ください。
※2 結露なきこと。

出荷開始日

2025年7月下旬予定

関連URL

オンラインセミナー情報

EasyBlocks Syslog Reporterのリリースに合わせ、2025年7月30日に本製品をご紹介するオンラインセミナーを実施いたします。リニューアルのポイントや機能、ユースケースのご紹介や、Web UI画面をお見せしながらデモンストレーションなどを行います。

また、アンケートにお答えいただいた方から抽選で10名様にEasyBlocksオリジナルグッズをプレゼントするキャンペーンも実施しておりますので、ぜひこの機会にご参加ください。

▼オンラインセミナー情報詳細
https://www.plathome.co.jp/event/250730-oe15/

ぷらっとホームについて

ぷらっとホームはマイクロサーバー・IoTゲートウェイの開発製造メーカーです。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製サーバーを供給してきました。代表的な製品である超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoTの分野でもLinuxサーバーをベースとした当社のIoTゲートウェイは主要産業で幅広く利用されています。

EasyBlocksシリーズについて

EasyBlocksシリーズは、2011年のリリースから累計導入実績7,000社を誇るネットワークアプライアンスサーバーです。2024年で13年周年を迎え、監視シリーズ・Syslogシリーズ・DHCPシリーズ・PacketiX VPNなど機能別に全7ラインナップを展開。「低コスト」かつ「構築・運用の手間いらず」で手軽に導入できるとして、ぷらっとホーム社の看板製品シリーズです。

本発表に関するお問い合わせ先

ぷらっとホーム株式会社 セールスマーケティング課
pr@plathome.co.jp

※ ぷらっとホームおよびPlat’Homeの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
※ 本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※ 外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。