OpenBlocks IoT EX/BXモデル ソフトウェアリリース情報|FW4.0.1

ファイル

変更内容

初版

OBSVX2のFW4.0.0相当に対して以下のように変更となっています。
尚、OBSVX2と異なりDocker等の機能については対応しておりません。

基本機能

  • 各ネットワーク設定におけるDHCPサーバ機能において固定IP設定を設定せずに保存した場合、固定IP設定の入力フォームが表示されない不具合を修正。
  • AirManage使用時における、AirManageからのアテンション解除機能へ対応。
  • sshポート未設定時においてAirManageの接続が行えない不具合を修正。
  • WLAN AP機能におけるEnterprise認証機能を非サポート。
  • LTE/3Gモジュール(ソフトバンクモバイル)において、WAN側からのWEB UI/SSH/Node-REDアクセスを許容している状態において、アクセスが行えない不具合を修正。

FTP機能

  • FTPアップロード機能を追加。
    ※従来の”FTPクライアント機能”は”FTPダウンロード機能”へと変更となります。

IoTデータ制御機能

  • SoftBankスマ可視専用クラウドへ送信したデータを折り返して受信する機能を追加。
  • PD AgentにLua言語スクリプトを関数として組み込む機能を追加。
  • PD Brokerにて、ドメインソケットの待ち受けに失敗した場合起動しないように改修。
  • PD Handler Modbus Client(ver.1及びver.2)にて、USBシリアル接続のModbus RTU時にUSBデバイスのリセットに至るタイムアウトの連続発生回数を設定できる機能を追加。
  • PD Handler Modbus Client/ServerにてModbus TCP時の出力データのポート番号(KEY : “port”)のデータ型を整数型へ変更。
  • PD Handler BLE(pd-handler-ble-c)にてスキャン方法をパッシブスキャンからアクティブスキャンへ変更
  • PD Handler UARTにて、対応EnOceanセンサー(EMSIJ及びEMCSJ)を追加。
  • PD Handler BLEにて、対応センサー(EMSIB及びEMDCB)を追加。
  • PD Repeterにてデータの最大サイズを増やした場合、データ送信時に一時的に確保される共有メモリのサイズが増えてしまう不具合を修正。
  • PD Repeterにてデータ送信する子プロセスが回線断等により異常終了した場合、データ送信時に一時的に確保される共有メモリが解放されない不具合を修正。
  • PD Repeterにて存在しないドメインソケットにデータを送信した場合、ファイルディスクリプタを解放せずに異常終了してしまう不具合を修正。
  • PD RepeterにてIBM Watason for Gatewayへデータ送信時に、受信設定無効時にセグメントフォルトを起こす不具合を修正。
  • PD RepeterにてMQTTを用いる一部のゲートウェイ接続型クラウドへのメッセージ送信失敗時に処理ループから抜け出せなくなる不具合を修正。
  • PD Handler SW4xにて一部のベース系ノードで機能していなかった8時間毎定期送信をハンドリングできるように改修。

注意事項

  • FW3系と異なり、WLAN AP機能におけるEnterprise認証機能は非サポートとなっております。
  • FW3系からFW4系へアップデートした場合、リカバリブートのパスワードが変更となりますので、ご注意ください。

アップデート適用方法

本バージョンの適用はFW.3.3.0以上にて適用可能です。
FW1系及びFW2系のお客様はFW3.3.0以上にアップデート後に適用してください。
尚、本更新では設定情報は全てクリアされますので、事前に必要なデータのバックアップをお取りください。

USBを用いてアップデートを行います。アップデートの方法は以下となります。
BXシリーズモデルの場合、本アップデートでは”USB 給電二又ケーブル /USB ホスト付き”が必用となります。
お手元にない方はこちらからご購入下さい。

  1. 512MB以上のUSBメモリを用意します。
  2. Windows PCで、USBメモリを、ファイルシステムFAT32、ボリュームラベルDEB_CONFIGでフォーマットします。
  3. Windows PCにUSBアップデートファイルをダウンロードして、展開します。エクスプローラーやフリーソフトなどで展開してください。
  4. 展開したファイルとフォルダ(bzImageなどが存在するフォルダ内のデータすべて)をUSBメモリ直下へコピーします。
  5. USBメモリをOpenBlocks IoT FamilyのUSBポートへ接続します。
  6. OpenBlocks IoT Familyを電源ONを行うことでアップデートが自動的に始まります。アップデートの実処理中は赤LEDが点灯します。
  7. アップデートが完了すると、赤LEDが消灯します。赤LED消灯を確認してから1分経過後にUSBメモリを抜いてください。
  8. 再度、OpenBlocks IoT Familyを電源ONを行います。
  9. OpenBlocksが起動したら、ブラウザでOpenBlocksに接続し、WEB I/Fの右下のバージョンが4.0.1となっていることを確認します。