特別支援学校のネットワーク運用をEasyBlocks DHCP 2000でシンプルに刷新 -NEICS合同会社

NEICS合同会社 様

NEICS合同会社は、大阪府、奈良県の教育機関を中心に、IT機器の導入・保守を手がける教育ICTのプロフェッショナル企業です。学校現場特有の制約を熟知し、特別支援学校向けのネットワーク設計から運用サポートまでワンストップで対応しています。また、eスポーツ教育など新たな教育ICT需要にも積極的に取り組んでいます。

概要

導入したのは、DHCP専用サーバーアプライアンス「EasyBlocks DHCP 2000」。

特別支援学校のIT環境整備には、一般の学校とは異なる難しさがあります。生徒の特性に配慮した作業時間の制約、限られた予算、そして何よりも「トラブルゼロ」が求められる現場の実態。NEICS合同会社の松村様は、そうした環境で長年にわたり特別支援学校のネットワーク構築・運用を担ってきました。

今回は、EasyBlocks DHCP 2000の導入背景から選定理由、運用後の変化まで、NEICS合同会社 代表社員 有江様、営業部 松村様に詳しくお話を伺いました。

導入の背景

特別支援学校特有の運用課題

松村様が担当する奈良県特別支援学校では、児童生徒の活動中は安全面の配慮の為、ネットワーク機器のメンテナンスや保守作業は「放課後のみ」に限定されており、作業時間が極めて限られています。

もし授業中にネットワーク障害が発生すれば、本来は入れない時間帯に対応しなければならない事態になります。「壊れにくく、トラブルが起きにくい機器を選ぶことが何より重要」と松村様は語ります。

予算制約と従来のサーバー構成の課題

特別支援教育の現場は予算が非常に限られています。盲学校では視覚障害者向けの専用ソフトウェアや特殊ディスプレイなど、高額な機器が必要になる一方で、IT基盤に割ける予算は少ない状況です。

従来の運用では、教育系の認証サーバーを立てた上でDHCPなどの機能を一元管理していました。しかし生徒数が少ない支援学校では端末台数も限られており(多くて50台程度)、フィルタリングをはじめとした高度な機能が必要というわけでもありません。サーバーの導入費用・保守費用を考えると、コストパフォーマンスが見合わないという課題を抱えていました。

EasyBlocks DHCP 2000を選んだ理由

スムーズな初期設定、コンパクトな筐体も魅力

実際に機器が届いてからの導入作業はスムーズでした。

松村様は、特に大変なことはなく、初めて筐体を見たときにはそのコンパクトさに驚いたといいます。

特別支援学校の機器室には、10年前のリース品がそのまま残っているような大型サーバーラックが存在するケースも多く、スペース・電力の観点でも小型アプライアンスは歓迎されました。

「もう使えないものがたくさん残っているラックの中に、すんなり収まりました」と、松村様は振り返ります。

3年前の試験導入から、複数校へ順次展開

最初に試験的に導入したのは約3年前。1台の導入から始め、問題がないことを確認した上で、盲学校・ろう学校など複数の特別支援学校へ順次展開してきました。サポートへの問い合わせもほぼなく、安定した運用が続いているとのことです。

「同じ構成で行きましょう」という流れで採用が広がり、現在ではサーバーを立てていた学校のリプレイス案件にもEasyBlocks DHCP 2000を活用していく方針が固まっています。

導入後の効果

「何事もない」ことが最大のメリット

導入後の最大の変化は、「ネットワークに繋がらない」という現場の先生からの連絡がなくなったことです。また、年に1度の電気点検による停電後の復旧時に、以前は接続障害が発生していましたが、EasyBlocks DHCP 2000に入れ替えたあとはそうした問題が発生しなくなりました。

「何事もないのが一番のメリットですね。凝った機能よりも、シンプルで故障せずに動いてくれることが一番ありがたいです。」

作業時間が放課後に限られている特別支援学校の現場では、トラブルが起きた場合の目に見えない対応コストが非常に高くなります。そのため「トラブルがない」こと自体が、大きなコスト削減・業務効率化につながっています。

同社は特別支援学校の安定運用を支える一方で、教育ICTの新たな可能性にも積極的に挑んでいます。その代表例が、eスポーツを通じた学校活性化への取り組みです。

もう一つの顔:eスポーツと教育ICTの融合

アフターGIGAスクールのパソコン教室をどう活かすか

GIGAスクール構想の推進により、小中学校では1人1台タブレット端末が普及し、普通科教室でタブレットが使われるようになると、従来のパソコン教室が使われなくなりつつあります。「空いてしまったリソースをどう活用するか」が学校現場の課題となっていました。

同社はこの課題に対し、教育とeスポーツの親和性に着目。余剰となったパソコン教室をeスポーツ教室として活用する提案を進めています。

DXハイスクール補助金がeスポーツ導入の後押しに

文部科学省が推進する「DXハイスクール」事業では、IT・理数系人材の育成を目的として各校に最大1,000万円程度の補助金が支給されます。この補助金を活用し、3Dプリンターやレーザー加工機、高性能PCを導入する学校が増えています。

「高性能なパソコンを入れたはいいけれど、使いこなせていない。それならeスポーツも活用しませんか、という提案が刺さっています」と松村様は言います。大阪府立高校の約半数がすでに何らかの形でeスポーツの活動を取り入れているといいます。

eスポーツカフェ運営

同社はeスポーツカフェも運営しており、10Gbps専用回線を引いた高品質なゲーミング環境を提供しています。

店内にはネットワーク機器や管理システムをガラスケースで展示し、来店者がeスポーツのインフラ構成を実際に見られるようにしています。

今後の展開

今後は、担当する普通高校・中学校へのリプレイス案件にも展開を広げていく予定です。端末台数が多い学校では、DHCPのIPアドレスの払い出し数も多くなるため、安定したDHCP基盤の重要性はさらに高まるとのことです。

また、ChromebookをはじめとしたGIGAスクール端末の普及に伴い、DNS関連の課題(名前解決のボトルネック)も顕在化してきており、EasyBlocks DDNシリーズへの関心も高いと話します。

同じ課題を持つ方へのメッセージ

文教・自治体向けに限らずサーバー・ネットワークの構築・運用を担う方々に向けて、松村様はこう語ります。

「メンテナンス性の良さ、トラブルの少なさ、安定性を考えると、製品の選定候補の中にぜひ入れてもらいたいですね。ノントラブルでやってくれることが一番ありがたいです。」

関連URL

NEICS合同会社
https://neics.co.jp/

<製品情報>
EasyBlocks DHCP 2000
https://www.plathome.co.jp/product/easyblocks/dhcp-appliance/dhcp2000/