IoT技術を活用した電力インフラのスマート保安への挑戦 — 中部電力株式会社

中部電力株式会社 様

組織概要：1951年5月1日設立。主に中部地方（愛知県・長野県・岐阜県・三重県・静岡県）への電力提供を行う電力会社。電気事業およびその附帯事業、ガス供給事業、蓄熱受託事業、分散型エネルギー事業、海外コンサルティング・投資事業、不動産管理事業、IT事業など幅広い業務を担う。

所在地（本社）：〒461-8680　愛知県名古屋市東区東新町1
設立：1951年（昭和26年）5月1日
従業員数：16,461人
URL：https://www.chuden.co.jp/index.html

中部電力 電力ネットワークカンパニーは、お客さまへ「良質な電気を安全・安価で安定的にお届けする」使命があります。しかし、高経年化した電柱等、設備の効率的な維持管理や、再生可能エネルギーの普及による電力の需給構造等、事業環境の変化に伴う課題があり、新たな時代の安定供給に向けて、従来のやり方に捉われることなく、ICT／IoT等の最新技術を活用し、柔軟かつ低コストな新しい方法に挑戦していく必要があると考えています。
そこで、ICT／IoT技術や汎用機器を用いて、機器の稼働状態を常時監視し、点検業務の省力化を図る等、ICT／IoTソリューションを積極展開し、業務効率化・高度化に向けて取り組んでおります。

当社では、ICT/IoT技術の活用による課題解決を加速するために、IoT活用のハードルを下げようと、安価なシングルボードコンピューター，各種センサー，可視化クラウドを簡単利用できる「IoT試行環境」を自社構築・社内展開し、様々な効果案件の掘りおこしができました。
しかし、いざ本格導入となると、過酷な電柱設置環境による「耐環境性の確保」や「長期安定稼働」、現場での「多様なセンシングニーズ」、様々な用途に対応する「通信方式の多様性・柔軟性」、時々刻々と変わる「セキュリティへの対応」などの課題を解決できるIoTゲートウェイ選定が急務でした。

OpenBlocksはこれらの課題を全て解決できるだけでなく、開発・導入・運用も容易な点など、総合的な見地からみて、最もコストパフォーマンスに優れており、採用となりました。

開発・導入においては、標準センサーのデータ収集をWeb UIからの設定のみで簡単収集できる為、社員数が多い弊社のような組織では効果的でしたし、現場の様々なセンシングニーズに対応する為、標準外センサーも簡単に接続プログラムを開発できるソフトウェアが搭載されている点も良かったです。運用面においても、遠隔管理サービス「AirManage」により設定変更やファームウェア更新などが簡単に遠隔で運用管理ができ、ランニングコストの削減が期待できます。