チェーン店の端末を本社からリモート管理
回転すし統合管理システム
あきんどスシローは回転すし業界初となる「回転すし統合管理システム」の開発により、そのビジネスモデルを特徴的なものとしている。
客の入りや好み、天候や曜日で左右される注文の傾向を読み、最適な皿の流し方を行うのは、数年の経験がある店長でなければ難しいという。一方、皿にRFIDタグを取り付けることで皿データの単品管理を行い、各店舗の経営をサポートするのが「回転すし統合管理システム」である。
このシステムで扱われるデータは各店舗の別機器で収集され、データセンタの共有サーバに送られる。本部でのデータの閲覧はダウンロードにより可能となる。この店舗のPCをVPN網に接続し、本社からのリモート管理を実現するために、PacketiX VPN 2.0が導入された。全店舗のVPN網が完成したときには、VPN経由でのデータ一括収集を行う予定である。
「当初予定していた予算の2割」

あきんどスシロー取締役総務部長
山尾 博 氏
PacketiX VPN 2.0の導入検討を行った05年当時、PacketiX VPN 2.0の魅力はセキュリティと十分な速度、そしてコストであった、と、プロジェクトリーダーの山尾博氏は語る。
「検討段階では、ハードウェア(アプライアンス)とソフトウェアをセットで買わなければならないものなどもあって、コスト的に希望通りではなかった。それが、(PacketiX VPN 2.0は)当初予定していた予算の2割で導入できてしまった。半分でもすごいのに、2割で抑えられたというのは、驚異ですね。」(山尾氏)
PacketiX VPN 2.0ならば、サーバ・クライアントとも既存の業務用PC端末にソフトウェアをインストールすればVPN構築が可能なため、ハードウェアの新規購入によって発生するコストは必要なく、それによって大きなイニシャルコスト節約が実現したという。また、もうひとつ評価されるに至ったのが、そのセキュリティ性の高さである。
「閉域網も考えたが、コストがかかる。しかしPacketiX VPN 2.0は、コストが魅力的であるうえにサーバ認証やクライアント認証も備えられており、将来的にも安心して導入できます。」
こう語るのはシステム・インテグレータである株式会社若杉製作所 杉原氏。
実感できる導入効果

若杉製作所 取締役
杉原 正人 氏
導入前には速度も懸念であったが、実際使うと「問題なく使えている」(杉原氏)とのこと。各店舗の皿の流し方データを本社でも参照し、各店長に指示を出したり、PCのシステム設定を吸い上げて管理したりなど、運用状況は順調であるという。 また、以前は端末に異常があるとシステム担当が現地に行くしかなかったが、PacketiX VPN 2.0を導入してからは、現地に向かわずともリモートデスクトップなどで対処できるようになった。 「システム担当者にしてみれば驚くべきこと。目の前に向こうの画面が出てきて管理できるだけでもすごいですね(笑い)。導入して『心から、よかった』と思っています。」(山尾氏)


